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赤ちゃの精油? ふみこ - 2005/05/30(Mon) 09:53
KAYA さん、こんにちは。
半年ほど前ですが子供の喘息でアロマの精油を使ったマッサージを勧められ、そのとき、カモミールローマン、ユーカリをホホバオイルで約1パーセント濃度で症状に応じて約一ヶ月行ったりストップさせたりして使用していました。その方はスクールの講師をされていて日本ではとても厳しいけれどもこれぐらいなら子供に使っても全く問題がないと言って、一歳の子供に行っていました。
後ほど自分で本を読んで精油の神経毒性、皮膚毒性、慢性、急性なものなど危険性を知り恐ろしくなりました。
今は止めております。肝臓、腎臓などに問題が出る場合はどのような事が起こってくるのでしょうか?
私の記憶ではそれほどたくさん使用してはおりません。
これから何か起こることなどもあるのでしょうか?
また参考ですが精油を飲んでしまったらどのように対応すればよいのでしょうか?
Re: 赤ちゃの精油? kaya - 2005/06/05(Sun) 00:43
ふみこさん、ご投稿ありがとうございます。
さて、肝臓や腎臓の毒性についてですが、どちらも体内の解毒器官の要なので、障害が起こると、血液中の有害物質や老廃物が排出されずに体内を巡ることになります。症状としては、めまいや吐き気、頭痛、倦怠感、イライラ、無気力、痙攣、むくみ、貧血、血圧異常、体重減少、脱水症状、皮膚の乾燥やかゆみ、白血球の増加など、さまざまで全身的に現れます。
でも、数%に希釈された精油量でのマッサージで、このような症状がでることはめったにありませんし、全ての精油が肝臓や腎臓への毒性をもっているわけでもありません。カモミール、ユーカリともに、肝臓や腎臓への毒性は認められていませんのでご安心ください。
それから、精油を飲んでしまった場合は、牛乳を飲んでから、救急センターに連絡し、医師の治療を受けるとよいそうです。牛乳は、胃壁に膜をつくって精油が体内に吸収されるのを阻害し、さらに脂肪分が精油を希釈するのに役立ちます。低脂肪乳では希釈は期待できませんが。
ご参考までに、マッサージ(塗布を含)で一番多いトラブルは、接触皮膚炎などの皮膚の炎症です。特に、乳幼児の皮膚は、大人よりも薄く、肌理が細かく、感覚の受容器も多く、浸透性と吸収力も高いので、安易に使用するのは危険です。でも、全ての精油ではありませんが、例えば、ラベンダーやカモミールローマン、ティートリー、フランキンセンス、ローズなどは、充分に希釈すれば、生後2ヶ月以降から使用することもできるとされています。一般には、大人50kgを基準に、ケアする人の体重値で希釈率を計算します。例えば、子供さんの体重が10kgだったら大人の1/5量、という具合。
基準となる大人の希釈率は何%が妥当なのか、また、体質や肌質、使用する部位や範囲、精油の種類によって、具体的な数字は意見のわかれるところなので言及できませんが、ご参考になれば幸いです。
Re: 赤ちゃの精油? ふみこ - 2005/06/14(Tue) 17:04
本当にご丁寧にお答え頂きありがとうございました。今は少し心の荷が下りた気持ちです。小さな子供がいることもありこれから精油に関してもっと注意を払っていきたいと思いました。お忙しい中ありがとうございました。
Re: 赤ちゃの精油? kaya - 2005/06/15(Wed) 10:23
ふみこさん、ご返信を下さりありがとうございます。
メッセージ嬉しく拝見させて頂きました。
香りのある暮らしは、子供の情緒を豊かに育ててくれるといいます。病気未満を癒すのは得意分野でもあります。これからも上手に活用していって頂ければ嬉しいです。
いつかまた何かご不明な点やご質問など出てまいりましたら、何なりとお気軽にご投稿くださいね。ふみこさんはもちろん、皆さん頂くご質問はとてもよい勉強になります。
ありがとうございました。