春は就職、異動、転勤、転居など、生活や社会的環境が変わる季節。慣れない環境で緊張することが多く、胃痛や便秘、下痢など、胃腸の不調が起りやすい時期でもあります。
そこで今回は、消化器系のトラブルを改善するアロマセラピーの方法をご案内します。
手軽にできる方法ですので、ぜひ実践して見て下さい。

〜 胃の不調 〜
胃痛には．．．●ラベンダー●ペパーミント●スィートオレンジ●ベルガモット●ネロリ
胃もたれには．．●レモングラス●メリッサ
消化不良には・・●ローマンカモマイル●レモングラス●ベルガモット●ジンジャー
食欲不振には・・●スィートオレンジ●ベルガモット●マンダリン●グレープフルーツ●コリアンダー
吐き気がするときには・・●スィートオレンジ●ペパーミント●グレープフルーツ●マンダリン●メリッサ

おすすめの方法
１．吸入
上記いずれかお好みの香りをハンカチに１〜２滴落して、鼻と口に近づけて深呼吸するように、精油の香りをゆっくりと吸い込みます。いきなり吸い込むとむせてしまうことがあるので、最初は軽い呼吸から始め、だんだんと深く吸い込むようにします。
コットンやティッシュに染みこませて、胸元の下着に挟んでおくのも良い方法です。胸元から自然に香りが立ちあがり、アロマセラピー効果のある香水にもなります。

２．マッサージ
精油と植物オイルに混ぜてアロマオイルを作り、手にとって、みぞおち、お腹のまわりに塗り、手のひらで時計回りに優しく円を描くようにマッサージします。特に夜眠る前に行なって、そのまま横になって胃を休めるとより効果的です。
　　≪参考レシピ≫
　　　　　★植物オイル・・１５ｍｌ
　　　　　　（何でも良い。でもマカダミアナッツ、セサミオイル（白たいごま油）がおすすめ）
　　　　　★精油・・・・・・・・３〜６滴
　　　　　　（ローマンカモマイル１滴＆ベルガモット３滴、ジンジャー１滴＆レモングラス1滴＆スィートオレンジ２滴）

★注意点★
・ペパーミントは刺激が強いので、１回の使用量は１滴とすること
・吸入の場合、希釈していない精油が直接肌に触れないように気をつけてください
・食後３０分以内のマッサージは避けて下さい。


〜 便秘・下痢対策 〜
便秘には・・・●マージョラム●スィートフェンネル●スィートオレンジ●レモン●ジンジャー●ローズ●ラベンダー
下痢には・・・●スィートオレンジ●メリッサ●ネロリ
おすすめの方法
１．マッサージ
精油と植物オイルに混ぜてアロマオイルを作り、手にとって、下腹部に塗布して、手のひらで時計回りに円を描いて、擦るようにマッサージします。
　　≪参考レシピ≫
　　　　　★植物オイル・・１５ｍｌ（胃の不調の場合と同じ）
　　　　　★精油・・・・・・・・３〜６滴
　　　　　（ラベンダー３滴＆スィートオレンジ２滴＆マージョラム１滴、スィートフェンネル１滴＆ラベンダー２滴）

２．アロマバス
３８〜４２℃くらい（少し温いかな？と感じるくらいの温度）の湯船に精油を２〜４滴落し、よ〜くかき混ぜてから入浴します。ローズ、ラベンダー、ネロリ以外の精油を使う場合、また敏感肌やアレルギーがある方は天然塩や植物オイル、ミルク（低脂肪じゃないもの）と混ぜてから使用して下さい。

　　≪参考レシピ≫
　　　　　★天然塩（岩塩）大さじ１　又は、植物オイル小さじ１、又はミルクコップ1杯
　　　　　★精油　２〜４滴
　　　　　　　　　　　　（ストレスによる場合は、ローズ、ラベンダー、ネロリがおすすめ！
　　　　　　　　　　　　　便秘や下痢を繰り返す場合は、バランスを取るスィートオレンジが効果的です）

今回をもちましてアビエス通信短期連載〜アロマ講座〜はひとまず終了です。
お付き合い下さいまして、ありがとうございました。
連載に関するご感想などを頂けると、とっても嬉しいです！お待ちしておりま〜す。